相続遺言に関するご相談事例をご紹介いたします。

島田市

島田の方より遺言書についてのご相談

2022年04月01日

Q:父の遺言書にはない遺産が見つかりました。司法書士の先生にご相談に行きべきでしょうか。(島田)

初めてご相談します。私は生まれてからずっと島田に住んでいる50代の会社員です。数週間前に亡くなった父の遺言書について質問があり問い合わせました。父の遺言書は遺品整理の際にみつかりました。自宅保管されていた遺言書は、家族であっても勝手に開封してはいけないというアドバイスを以前いただいていたことを思い出し、家庭裁判所で検認してから開封しました。その後、遺言書の内容通りに遺産分割を進めようとしていたところ、途中で遺言書に書かれていない財産があることが判明し、手続きがストップしています。その財産というのは、島田市内に放置されていた長い間空き地となっている不動産です。先日実際に現場を見に行ったところ、長い間手が付けられていなかった様子がうかがえ、荒れ放題の雑木林と化していました。父もその土地の存在を知らなかったと見え、遺言書に書き忘れるのも仕方がないといった感じです。遺言書に記載されていないこの島田の土地についてどのように扱ったらいいのか司法書士の先生にお伺いしたいと思っています。(島田)

A:遺言書に記載のない財産が新たに見つかった場合は、その財産について遺産分割協議を行います。

遺言書に記載のない財産についての手続きを始める前に、遺言書に“遺言書に記載のない財産の扱い方”などといった内容の文面がないかご確認ください。先祖代々から受け継いでいる不動産など、全財産について把握している方は意外と少なく、今回のご相談者様のようなご質問が多く寄せられるため、当プラザでも遺言書作成の際には“記載のない財産が見つかった場合の扱い方”について遺言書に書き加えていただくようご提案させていただいております。
このような記載があった場合はその内容に従い相続しますが、記載がない場合には、新しく見つかった財産についてのみ相続人全員で遺産分割協議を行って遺産分割をします。その際、遺産分割協議書を作成し、協議でまとまった内容を記載します。この遺産分割協議書は不動産の登記変更の際にも使用します。当プラザでは相続手続きの専門家が初回のご相談については無料でお伺いしておりますので、ぜひ一度ご相談者様にもお目にかかりたいと存じます。

島田近郊の皆さま、遺言書の作成は生前対策として非常に有効となる手段のひとつです。せっかく遺言書を作成しても、法律上無効となってしまうと時間も労力も無駄になりますので、遺言書を作成する際はぜひ静岡相続遺言相談プラザの専門家にお任せください。

静岡相続遺言相談プラザでは島田のみならず、周辺地域にお住まいの皆様から相続手続きおよび遺言書作成に関するたくさんのご相談をいただいております。相続手続きは慣れない方にとっては複雑な内容となり、多くの時間を要する手続きになるかと思われます。静岡相続遺言相談プラザでは島田の皆様のご相談に対し、最後まで丁寧に対応させていただきますので安心してご相談ください。また、静岡相続遺言相談プラザでは島田の地域事情に詳しい相続手続きの専門家が、初回のご相談を無料にてお伺いしております。島田の皆様、ならびに島田で相続手続きができる事務所をお探しの皆様にお目にかかれる日をスタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。

島田の方より遺言書についてのご相談

2022年03月01日

Q:父と母の連名で署名された遺言書が見つかったのですが、この遺言書は有効なのでしょうか。司法書士の先生教えてください。(島田)

先日島田で暮らしていた父が亡くなり、葬儀を終え、実家の遺品整理をしていたところ、遺言書を見つけました。内容について母にたずねたところ、父が所有する島田市内にある不動産の分配方法などが書かれ、最後に父と母の連名で署名しているとのことです。母に曰く、5年ほど前に父と遺言書を作成し、夫婦なので同じ遺言書でも良いと思い連名にしたということでした。母はまだ存命ですし、夫婦でひとつの遺言書という話は聞いたことがなかったのですが、遺言書として有効なのでしょうか。(島田)

 

A:ひとつの遺言書に連名で作成された遺言書は無効となります。

ご夫婦であってもお2人の署名がある遺言書は無効となります。民法において2人以上の人が同一の遺言書を作成することは出来ないということは「共同遺言の禁止」として定められており、今回のようにひとつの遺言書にご本人以外の方との連名で作成されたものは残念ながら無効となります。

そもそも遺言書は亡くなった方が意思を伝える手段となる大切な証書であり、そこに第三者が介入し、自由な意思に制限が入ってしまうようでは遺言の意味がなくなってしまいます。また、遺言書を作成した場合、遺言者は自由に撤回することができますが、もしも連名の場合、自由に撤回することもできません。そもそも2人の遺言者が同時に亡くなることはなく、一方が亡くなると残された方は遺言書の撤回が出来なくなります。

今回お父様が残された自筆証書遺言は手軽で費用もかからず、最も一般的な遺言の方法です。気を付けなければならない点として、遺言書は法律で形式が定められており、その形式通りに作成しないと無効となってしまい、遺言者が残したかった意思が伝えられないことになってしまいます。より確実な遺言書を作成したい場合には多少費用と時間がかかりますが、「公正証書遺言」をおすすめします。また、一度専門家へ相談することも一つの手です。

静岡相続遺言相談プラザでは相続手続きの専門家として遺言書の作成や相続手続きに関してお困りの島田の皆様のご相談をお伺いしております。初回の相談は無料でお伺いしておりますので、お気軽にご相談ください。島田にお住まいの皆様、ならびに島田近辺で相続や遺言書に詳しい司法書士事務所をお探しの皆様はぜひ一度静岡相続遺言相談プラザへお問い合わせください。

島田の方より相続についてのご相談

2022年01月07日

夫の遺産が不動産しかないため、相続人である母子で均等に分けることが出来ず困っています。司法書士事務所に伺った方が良いでしょうか。(島田)

亡くなった夫の相続について、司法書士の先生に伺いたいことがあります。夫の相続人は私と息子の二人です。夫は、代々島田に土地を持つ地主の家系に生まれ育ちました。結婚してから私たちは夫の両親の住んでいた敷地内に家を建て住んでいます。息子は結婚を機に島田から離れましたが、親子仲は悪くないと思います。夫の遺産についてですが、夫は病気で入退院を繰り返していたため、入院費や自宅で看病するためのリフォーム費用に現金をほとんど使ってしまい、現在残っている遺産は、島田の自宅と島田郊外にあるアパート一棟だけです。先祖から受け継いだ土地なので不動産の売却は考えていません。不動産は現金ではないため、遺産の分け方がわからず困っています。(島田)

A:相続において不動産を手放すことなく遺産分割する方法はいくつかあります。

相続人が亡くなると、被相続人の財産は相続人の共有財産となるため、遺産分割を行う必要があります。遺産分割にあたり、まずは被相続人が遺言書を残していないか探します。相続においては原則遺言書の内容が優先されるため、遺言書の有無が遺産分割を大きく左右します。長い間ご病気を患っていらした方の場合、ご自身の死期を悟って、遺言書を残される方は少なくありません。
遺言書が残されていた場合は、遺言書の内容に従って遺産分割を行って下さい。遺言書が残されていなかった場合は相続人全員の参加による遺産分割協議を行う必要がありますが、遺産が不動産だけであった場合、不動産は現金のように簡単に分割することは出来ませんので、下記に挙げるいくつかの分割方法からご検討下さい。
現物分割:相続人Aが自宅、Bがアパートというように、遺産をそのままの形で分割する方法です。不動産評価が全く同じとはいかないため不公平が生じることもありますが、相続人全員が納得すればスムーズな分割方法です。

代償分割:不動産を手放すことなく遺産分割を行うことができる方法です。相続人Aないし複数人が被相続人の遺産を相続して、残りの相続人に代償金、または代償財産を支払います。相続した自宅に相続人が住んでいる場合などに都合のいい方法ですが、財産を相続した者は、代償金(代償財産)を持ち合わせている必要があります。

今回のご相談者様は不動産を売却されるおつもりはないとのことですが、下記のような方法もあります。
換価分割:遺産の不動産を売却して現金化し、相続人で分割する方法

ご相談者様はまず、ご自宅とアパートの価値について調べてから、お子様と遺産分割方法についてご相談されることをお勧めしますが、お困りのことがおありでしたら当プラザの専門家までお気軽にお問い合わせください。

静岡相続遺言相談プラザでは、相続手続きについて島田の皆様に分かりやすくご説明できるよう、相続手続きの専門家による無料相談の場を設けております。また、相続手続きのみならず、相続全般に精通した専門家が島田の皆様のお悩みを丁寧にお伺いさせていただいておりますので、遠慮なくお問合せください。島田の皆様、ならびに島田で相続手続きができる事務所をお探しの皆様からのご連絡を心よりお待ち申し上げております。
 

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