2022年02月01日
Q:母が亡くなり、相続手続きをすることになりました。手続きにはどのような戸籍を用意すればいいのでしょうか。司法書士の先生、教えてください。(藤枝)
藤枝に住む50代の主婦です。
同居していた母が亡くなり、同じく藤枝に住む妹と一緒に相続手続きを行っております。父はすでに亡くなっており、相続人は私と妹の2人です。
遺産分割について妹との話し合いを終え、銀行で手続きを行おうと思っているのですが銀行へ行くにあたってどのような戸籍を用意すればいいのでしょうか。(藤枝)
A:相続手続きを行うためには亡くなった方(被相続人)が生まれてから亡くなるまでのすべての戸籍を集める必要があります。
相続手続きを行う際に必要な戸籍は以下のものがあります。
・被相続人が生まれてから亡くなるまでの戸籍謄本・除籍謄本・改製原戸籍謄本
・相続人全員の現在の戸籍謄本
被相続人が生まれてから亡くなるまでの戸籍には、その方の両親の氏名、その両親の間に子供が何人いるか、結婚歴やその結婚した人の氏名、子供が何人いるか、亡くなった日時などの情報がすべて記載されています。この戸籍を確認することで、お父様に配偶者がいるのかどうか、隠し子や養子がいないのか等確認することができます。万が一お父様にご相談者様が把握していない子供がいた場合にも、相続が発生しますので、早めに戸籍を取得し、確認しましょう。
戸籍の取得方法としては、亡くなった方の最後の本籍地を管轄する役所へ出生から死亡までの戸籍を請求します。請求をすると、その役所にある戸籍は出してもらうことができますが、多くの方は結婚や引っ越しなどにより複数回転籍をしており、1つの役所ですんなり揃うことは滅多にありません。揃わない場合には戸籍の内容を読み取り、従前の戸籍を別の役所へ新たに請求し、すべての戸籍を揃える必要があります。
役所が遠方にあり、直接役所へ出向くことが難しい場合には郵便での請求・取り寄せをすることができますので各役所のホームページでご確認ください。郵便での請求の場合、資料が足りなかった、などにより余計に時間がかかることがありますので早めに手続きを進めていきましょう。
相続手続きは戸籍謄本を揃えるだけでも想像以上に時間や労力がかかり、お困りの方も多くいらっしゃいます。藤枝近郊にお住まいで相続に関してお困りの方は静岡相続遺言相談プラザへご相談ください。藤枝にお住まいの皆様の親身になって相続手続きのサポートをさせていただきます。初回のご相談は無料でお伺いしておりますので、小さな疑問からお気軽にご相談ください。藤枝近郊にお住まいの皆様、ならびに藤枝近郊で相続に詳しい司法書士事務所をお探しの皆様のお問い合わせを所員一同、心よりお待ち申し上げております。
2022年02月01日
Q:父の相続が発生しましたが、銀行の通帳が見つからなくて困っています。司法書士の先生、どうすれば良いでしょうか。(焼津)
司法書士の先生、相続が発生したものの困ったことになっているのでお力を貸してください。
私は実家のある焼津で夫と二人暮らしをしている50代主婦です。先月のことですが、焼津の実家に住む父が亡くなりました。焼津市内の葬儀場で無事に葬式を済ませ、現在は相続手続きを始めるために、相続人となる母と私と弟の3人で遺品整理をしている最中です。
母がいうには父には手つかずの退職金が入った銀行口座があるそうですが、その口座の通帳とカードがいくら探しても見当たりません。どこの銀行だったかもわからないようで、直接問い合わせたくてもできないような状況です。
このような場合、父の口座があった銀行を私たち家族だけで調べることはできるものなのでしょうか?(焼津)
A:相続手続きを進めるために、まずは利用していた銀行に関する手がかりを探しましょう。
相続人には被相続人の口座の有無や残高証明、取引履歴などの情報について、銀行に開示請求できる権利があります。お父様が利用していた銀行名さえ判明すれば、通帳やカードがなくても相続手続きを進めることは可能です。
そのためにも、まずはお父様が相続財産について書き記したと思われる終活ノートやメモなどを探してみてください。そのなかに銀行口座や通帳・カードに関する情報が記載されている可能性がありますが、記載がない、もしくは終活ノートやメモなどが残されていない場合は、銀行から送られてきた郵便物や粗品、カレンダーなどがないかを確認します。
それでも銀行名が判明しないようであれば、焼津のご実家やお父様のお勤め先の近くにある銀行に直接問い合わせてみましょう。
ただし、被相続人の口座に関する情報開示を請求するには、ご相談者様が相続人であることを証明しなければなりません。あらかじめ戸籍謄本を用意しておけば、銀行での手続きをスムーズに進めることが可能です。
なお、今回の相続人はお母様とご相談者様、弟様とのことですが、用意する戸籍謄本はどなたか1名のみで構いません。
相続が発生するとさまざまな相続手続きが必要となり、専門的な知識がないと思うように相続手続きが進まず、時間ばかりが過ぎてしまうことも珍しくありません。そのような場合はぜひ静岡相続遺言相談プラザまで、まずはお気軽にご相談ください。静岡相続遺言相談プラザでは焼津はもちろんのこと、焼津近郊にお住まいの皆様の遺産相続・遺言書に関するお悩みやお困り事を全力でサポートしております。
初回無料相談を行っておりますので、司法書士ならびにスタッフ一同、焼津・焼津近郊にお住まいの皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしております。
2022年01月07日
Q:司法書士の先生にお伺いします。父が亡くなり認知症の母と私が相続人となりましたが、相続手続きを進められる状況にないため困っています。(藤枝)
認知症の母が相続人になったため困っていたところ、こちらの司法書士の先生を紹介されましたのでご相談させて下さい。私は藤枝で両親と暮らす50代の会社員です。闘病生活の末、先日父が亡くなりました。相続手続きをしなければならないため私なりに調べ、戸籍から相続人の調査を行い、同時に財産調査を済ませました。相続人は私と母の二人で、遺産は藤枝にある自宅と預貯金が1000万円ほどでした。ここまでは私一人で何とか出来ましたが、いざ遺産分割となると、認知症を患う母を無視して手続きを進めることは出来ないため困っています。母の症状は重く、署名や押印はできたとしても、なぜ署名するのかわからないと思います。認知症を患う者が相続人にいる場合の相続手続きはどうしたら良いのでしょうか。(藤枝)
A:認知症の方が相続人にいる場合の相続手続きは家庭裁判所で成年後見人を選任してもらう方法があります。
まず、認知症等により判断能力が劣るとされている方は法律行為である遺産分割協議に参加することは出来ません。また、ご家族だからと認知症の方に代わって相続手続きに必要な署名や押印をする等の行為は違法となります。
このような方が相続人にいらっしゃる場合の相続手続きの進め方ですが、成年後見制度を利用する方法があります。成年後見制度とは、認知症、知的障害、精神障害などで意思能力が不十分とされる方を保護するための制度で、家庭裁判所で成年後見人という代理人を選任してもらい、その成年後見人に遺産分割協議を代行してもらいます。
成年後見人の選任にあたっては、民法で定められた一定の者が家庭裁判所に申立てを行います。成年後見人には、親族および、第三者である専門家が選任されるだけでなく、複数の成年後見人が選任される場合もあります。
なお、下記に該当する者は成年後見人とはなれません。
- 未成年者
- 家庭裁判所で解任された法定代理人、保佐人、補助人
- 破産した者
- 本人に対して訴訟をした事がある者、その配偶者、その直系血族
- 行方不明者
成年後見人制度の利用にあたり注意していただきたいことがあります。成年後見人が選任されると、遺産分割協議後も法定後見制度の利用が継続することになり、専門家などが選任された場合、報酬を払い続けることになります。
今回の相続のためだけではなく、その後のお母様の生活にとっても必要かどうかよく検討してから活用しましょう。
相続手続きの際に発生しやすいトラブルを避け、スピーディーな手続き完了を目指す静岡相続遺言相談プラザでは、藤枝周辺エリアの皆様の複雑な相続手続きに関するお手伝いをさせていただいております。静岡相続遺言相談プラザには藤枝の地域事情に詳しい相続手続きの専門家が在籍しており、藤枝の皆様の相続全般に関する疑問や不安点、難しい専門用語などについても親身になってご対応いたします。初回のご相談は無料ですので、藤枝の皆様、ならびに藤枝で相続手続きができる事務所をお探しの皆様、どうぞお気軽にお問合せください。
11 / 49«...910111213...203040...»