2021年09月01日
Q:司法書士の先生にお聞きしたいです。相続する不動産が遠方にあるのですが、どのように手続きを進めればよろしいでしょうか。(焼津)
2か月前に母が亡くなりました。母は焼津にある実家と、熊本に不動産を持っていました。私は年の近い妹が1人おり、父は私たちが生まれてすぐに死別しています。残された妹と既に話し合いは済んでおり、長女の私が不動産を相続することになりました。
焼津の不動産と熊本の不動産、それぞれの手続きは各法務局でしか進められないのでしょうか。(焼津)
A 現地の法務局へ足を運ばずに、不動産相続の手続きを進めることは可能です。
静岡相続遺言相談プラザへご相談いただきありがとうございます。
不動産相続の手続きでは、相続登記申請を不動産の所在地を担当する各法務局(支局・出張所)で行わなければなりません。ご相談者様のように、不動産をご実家の他にも所有していた場合、不動産の所在地にある法務局を確認して手続きを進める必要があります。
まずは焼津と熊本の市町村ごとに法務局の場所を調べましょう。法務省のホームページにて不動産の管轄が掲載されているので、ご確認ください。
相続登記申請の方法としては、窓口申請、オンライン申請、郵送申請の3つがあります。
- 窓口申請
不動産の所在地にある法務局へご自身で足を運び、窓口にて申請を行う方法です。法務局では平日のみの対応になりますので、ご注意ください。
- オンライン申請
お持ちのパソコンで申請を行う方法です。使用されているパソコンに「申請用総合ソフト」をインストールして,登記申請書を作成します。作成した書類をオンライン上で管轄の登記所に送信します。オンライン申請は、日本全国の法務局が対応しております。遠方の不動産でも費用や所要時間は通常の手続きとほぼ変わりません。
- 郵送申請
ご自身で申請書を作成し、郵送する方法です。申請内容に誤りがあった場合、対応するまでに時差がある、書き直さなければいけないなど時間や労力がかかる可能性があります。ですが、費用等は郵送代のみになるため経費を抑えられます。 到着ミスを避けるために必ず簡易書留以上の方法で送付をしましょう。また、返信用封筒を同封しておくと、返送がスムーズに行えるのでおすすめです。
不動産の登記申請は厳密な規則が多くあります。ミスが1つでもあれば、申請者自身で修正を行う必要があります。申請自体をやり直さなければいけないケースもあるので、申請する際は慎重に進めましょう。
不慣れなことが多く、相続の手続きではお困りの方も多数いらっしゃいます。ご自分で進めるのがご心配な方やご不明な点がある場合は、専門家に相談をすることをお勧めいたします。焼津近郊にお住まいの皆さま、相続に関してお困りことがある方は、ぜひ静岡相続遺言相談プラザの初回無料相談へお越しください。
2021年09月01日
Q:亡くなった父から不動産を相続することになりました。司法書士の先生、不動産の名義変更について教えてください。(焼津)
司法書士の先生、どうかお力を貸してください。
先日のことですが焼津の実家で一緒に暮らしていた父が亡くなり、私と弟の二人で焼津市内にある葬儀場で無事に葬式を済ませました。
少し落ち着いてから相続手続きを始めようということになりましたが、そこで問題となっているのが父名義の不動産です。
父が複数所有していた焼津の不動産は、長女である私が相続することになりました。
ですがまったくといって良いほど相続に関する知識がなく、初歩的なことすらわからずに困り果てています。
不動産を相続した場合、名義変更が必要になるという話を聞いたことはありますが、その流れについて教えていただけると助かります。(焼津)
A:相続した不動産の名義変更をする場合、まずは相続人全員で遺産分割協議を行います。
不動産の名義変更についての流れとして、まず行うことになるのが相続人全員での遺産分割協議です。
この遺産分割協議において分割方法がまとまり、相続財産である不動産の所有権がお父様からご相談者様に移った時に、所有権移転の登記等の名義変更手続きを行うことになります。
相続した不動産の名義変更をする際の大まかな流れについては以下の通りです。
〔名義変更手続きの流れ〕
1:相続人全員で遺産分割協議を実施
話し合いにより相続した不動産の分割方法が決定したら遺産分割協議書を作成し、相続人全員で署名・押印(実印)をします。
2:名義変更の申請を行う際に添付する必要書類の用意
- 法定相続人全員の戸籍謄本
- 被相続人の出生から亡くなるまでの連続した戸籍謄本等
- 住民票(被相続人の除票および相続する人の分)
- 名義変更をする不動産の固定資産評価証明書
- 相続関係説明図 等
3:登記申請書の作成
4:名義変更の申請で必要となる書類を、不動産の住所地を所管する法務局へ提出
不動産の名義変更については現状、期限は定められていませんが、2024年頃を目途に登記の義務化が施行されるとのことです。不動産の名義がお父様のままですとご相談者様は所有権を主張することができない、すぐに売却できないなどの不都合があります。こうしたことからも相続財産として不動産を取得した際は、速やかに名義変更の手続きを進めることをおすすめいたします。
一見すると簡単に思われる不動産の名義変更手続きですが、ご相談者様のように専門知識がなく初歩的なこともわからない場合には必要書類をそろえるにも時間や労力を要してしまうかもしれません。
現在、相続手続きを進めているなかで「早く手続きを済ませたい」「自分でやるのは大変」などとお考えの焼津の皆様におかれましては、静岡相続遺言相談プラザの無料相談をぜひご利用ください。
静岡相続遺言相談プラザでは、焼津ならびに焼津周辺の皆様の頼れる専門家として、相続・遺言書作成に関するお悩みやお困り事の解決を全力でサポートしております。
焼津ならびに焼津周辺の皆様、まずはお気軽に静岡相続遺言相談プラザまでお問い合わせください。
2021年08月04日
Q:遠方にある不動産の相続手続きをしたいのですが、実際に足を運ばずに手続きする方法はありますか?司法書士の先生教えてください。(藤枝)
藤枝で一緒に暮らしていた父が亡くなり、相続手続きを行っています。
父はもともと鹿児島の出身で、祖父から引き継いだ土地が鹿児島にあり、その土地を私が引き継ぐことになりそうです。
コロナ禍ということもあり、できれば鹿児島まで行かずに手続きを済ませたいのですが、そのようなことは可能でしょうか。(藤枝)
A:不動産相続手続きは窓口申請、オンライン申請、郵送申請という方法があります。
不動産相続の手続きはその不動産の所在地を管轄する各法務局(支局・出張所)で相続登記申請をする必要があります。
相続する不動産の管轄がどこになるかについては、法務省のホームページで確認することができます。
管轄する法務局がわかったら、相続登記申請の方法として、窓口申請、オンライン申請、郵送申請があります。
不動産の相続登記申請は厳密なルールが多く、誤りがあると、申請者ご自身での修正が必要となります。
そのため、各法務局とのやり取りが何度も必要になり、申請自体をやり直さなければならないこともあります。
今回、ご相談者様は実際に行かずに手続きを行いたい、ということですので、オンライン申請と郵送申請がおすすめです。
オンライン申請はオンライン上で申請を行います。
お持ちのパソコンに「申請用総合ソフト」をインストールし、登記申請書を作成し、オンライン上で管轄の登記所に送信します。
オンライン申請は日本全国の法務局が対応しています。
郵送申請は、作成した申請書を郵送で送付する方法です。
万が一申請内容に不備があった場合には改めて郵送の手続きが必要になるため、時間と労力がかかります。
一方、郵送代のみで済むため、経費を節約できるメリットがあります。送付する際には簡易書留以上の方法により送付し、返信用封筒を同封しましょう。
窓口申請は直接法務局の窓口で申請する方法です。
平日の各法務局が開局している時間に行く必要があります。
不動産の相続のお手続きは初めての方が多く、複雑な手続きが多いため、ご自身での手続きが心配、時間がないというかたは法律の専門家に相談することをおすすめいたします。
藤枝近郊にお住まいの皆様、相続や遺産分割に関するお困り事がございましたら、お気軽に静岡相続遺言相談プラザの初回無料相談をご利用ください。
静岡相続遺言相談プラザのスタッフ一同、藤枝の皆さまからのお問い合わせ、ご来所を心よりお待ち申し上げております。
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