焼津の方より相続についてのご相談
2022年02月01日
Q:父の相続が発生しましたが、銀行の通帳が見つからなくて困っています。司法書士の先生、どうすれば良いでしょうか。(焼津)
司法書士の先生、相続が発生したものの困ったことになっているのでお力を貸してください。
私は実家のある焼津で夫と二人暮らしをしている50代主婦です。先月のことですが、焼津の実家に住む父が亡くなりました。焼津市内の葬儀場で無事に葬式を済ませ、現在は相続手続きを始めるために、相続人となる母と私と弟の3人で遺品整理をしている最中です。
母がいうには父には手つかずの退職金が入った銀行口座があるそうですが、その口座の通帳とカードがいくら探しても見当たりません。どこの銀行だったかもわからないようで、直接問い合わせたくてもできないような状況です。
このような場合、父の口座があった銀行を私たち家族だけで調べることはできるものなのでしょうか?(焼津)
A:相続手続きを進めるために、まずは利用していた銀行に関する手がかりを探しましょう。
相続人には被相続人の口座の有無や残高証明、取引履歴などの情報について、銀行に開示請求できる権利があります。お父様が利用していた銀行名さえ判明すれば、通帳やカードがなくても相続手続きを進めることは可能です。
そのためにも、まずはお父様が相続財産について書き記したと思われる終活ノートやメモなどを探してみてください。そのなかに銀行口座や通帳・カードに関する情報が記載されている可能性がありますが、記載がない、もしくは終活ノートやメモなどが残されていない場合は、銀行から送られてきた郵便物や粗品、カレンダーなどがないかを確認します。
それでも銀行名が判明しないようであれば、焼津のご実家やお父様のお勤め先の近くにある銀行に直接問い合わせてみましょう。
ただし、被相続人の口座に関する情報開示を請求するには、ご相談者様が相続人であることを証明しなければなりません。あらかじめ戸籍謄本を用意しておけば、銀行での手続きをスムーズに進めることが可能です。
なお、今回の相続人はお母様とご相談者様、弟様とのことですが、用意する戸籍謄本はどなたか1名のみで構いません。
相続が発生するとさまざまな相続手続きが必要となり、専門的な知識がないと思うように相続手続きが進まず、時間ばかりが過ぎてしまうことも珍しくありません。そのような場合はぜひ静岡相続遺言相談プラザまで、まずはお気軽にご相談ください。静岡相続遺言相談プラザでは焼津はもちろんのこと、焼津近郊にお住まいの皆様の遺産相続・遺言書に関するお悩みやお困り事を全力でサポートしております。
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当プラザを運営しております司法書士法人みらいふ 行政書士事務所みらいふ代表小寺が「生前対策まるわかりBOOK」に静岡の専門家として紹介されました。